…「アオイホノオ」は、この作品及びその続編たる「吼えろペン」シリーズの前日譚という感じなのですね。私は島本和彦氏についてかなり初心者なのですけど。Gガンダムのキャラクター設定を手がけたとか(どう見てもデザインそのものをしたように見えるけど..)
「吼えろ」を今読んでいるのですが、こっちはこっちで漫画家の日常にある、意外に楽しめる小ネタを極端に拡大して夢があるような無いような扱いで描くという点で方法論が確立されており、それはそれで充分楽しめるのですけど、作品としてのインパクトは12話程度で一旦終了するテンションで描かれ、とにかく締め切りとの戦いのテンションが異常に高い!こっちの方が遥かに上かと。
まあやっぱりひとを選ぶ作品だとは思うのですが、”いい集中線を描くためにバイクを焼く”最初のネタ辺りから、かなり破壊力のあるギャグが展開していきます。一方で
「あえて…寝るっ!!」
「情けないフィクションを堂々と描くなーっ」
「自分がどうしていいかわからんものを、作品の中でいーかげんな結末をつけるなーっ」
「やりたくない時にもいいものを上げるのが、プロってもんじゃあないのか!!」(この発言を含む11話はとにかく笑える)
等、意外にというかかなりの名言もあったりで。
特に最後に付録でついている「熱血マンガテクニック講座」での様々なネタは、意外に実生活或いは社会人としての人生訓足りえている気がするのです..
「アオイホノオ」1巻巻末対談(島本氏と同級生庵野氏!の)の最後に「私のファンの女の子って、責任感が強いというか仕事に命かけてますという感じ」と述べられていますが、作品を読むとなんかすごくよく分かる(笑)
自分の仕事が好きなひとが共感できる、作家さんなでしょうね。
『燃えよペン』
2017年2月16日
未分類
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habit-bao
…「アオイホノオ」は、この作品及びその続編たる「吼えろペン」シリーズの前日譚という感じなのですね。私は島本和彦氏についてかなり初心者なのですけど。Gガンダムのキャラクター設定を手がけたとか(どう見てもデザインそのものをしたように見えるけど..)
「吼えろ」を今読んでいるのですが、こっちはこっちで漫画家の日常にある、意外に楽しめる小ネタを極端に拡大して夢があるような無いような扱いで描くという点で方法論が確立されており、それはそれで充分楽しめるのですけど、作品としてのインパクトは12話程度で一旦終了するテンションで描かれ、とにかく締め切りとの戦いのテンションが異常に高い!こっちの方が遥かに上かと。
まあやっぱりひとを選ぶ作品だとは思うのですが、”いい集中線を描くためにバイクを焼く”最初のネタ辺りから、かなり破壊力のあるギャグが展開していきます。一方で
「あえて…寝るっ!!」
「情けないフィクションを堂々と描くなーっ」
「自分がどうしていいかわからんものを、作品の中でいーかげんな結末をつけるなーっ」
「やりたくない時にもいいものを上げるのが、プロってもんじゃあないのか!!」(この発言を含む11話はとにかく笑える)
等、意外にというかかなりの名言もあったりで。
特に最後に付録でついている「熱血マンガテクニック講座」での様々なネタは、意外に実生活或いは社会人としての人生訓足りえている気がするのです..
「アオイホノオ」1巻巻末対談(島本氏と同級生庵野氏!の)の最後に「私のファンの女の子って、責任感が強いというか仕事に命かけてますという感じ」と述べられていますが、作品を読むとなんかすごくよく分かる(笑)
自分の仕事が好きなひとが共感できる、作家さんなでしょうね。